テーマ:

ツリガネソウ

いくつも花が咲いている これが本物の釣鐘だったら 音を鳴らしたいね どんな音がするんだか わくわくするからね 小さな花だから 甲高い音だな 迫力は出るかな ちょっと無理かも 小さな音しか出ないだろうから それでも心に響くといいなあ 何しろ感謝の花だからね 人に感動を与えられなければ 感謝の心は伝わらな…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

最後のウツギの花

畑の境界に植えていたウツギ おじいさんの代からのウツギ 今年も変わらず白い花を付けた 子供の頃からそこにあったから 取り立てて注目した事などなかった でも今年は違う 見納めの白い花 道を拡張するため 秋には抜いてしまうのだ 元より通行の乏しい道 何のための整備か理解…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

サツキツツジ

五月台何て言うけれど ここはどう見ても谷地だよ 五月が自生しているって言っても 刈り込みをしてしまっては 植え込みとの違いが解らないよ などと言っても 元に戻れないから諦めるしかない 確かに手入れをした方が 花がたくさん咲くから綺麗だ これも時世なんだ 変わらないのは空だけだ ? いや…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

谷空木の生きる力

振出しに戻るだけならいい 単に最初からやり直すだけだから けれど往々にしてこの場合 不利な条件が伴う事が多い 信用失墜だとか借金だとか 心身に深い傷を負ったりとか だから這い上がるのは 容易ではない 今まで以上の努力が必要だ もちろん苦しい 生半可な気持ちで…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

フタリシズカの運命

フタリシズカ かなり静か 二人なのに静か いつも静か 話さなければいけない事は 山ほどある だけど何から話せばいいのか 迷ってしまうから無口 全て同時に 一度に話せれば どんなに楽だろう でも それは出来ない だから順番を考える まとまるまで静か それでも時は過ぎる 待ってくれない…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

セッコクの告白

別に高望みしていた訳では ないんだよね どれもみんな 有り触れた条件 あったかい所がいいなとか でも直射日光はやだよとか 古木の根元か岩の上がいいなとかね 林があれば極普通でしょ だけど気付いた時には 絶滅危惧種 煎じ薬に使われ過ぎたのかな 元気を付ける花として 名を馳せたからね なあんてね ああ …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

アマリリスの糧

雲が流れている 一秒間に二ミリメートル位 動いているのが解るから 見ていて飽きないの 次にどんな雲が 現われるか楽しみだから … なんて言ったら 負け惜しみね 本当は何も出来ないので ただ茫然と窓の外を 見ていただけ 腕には点滴 東病棟の個室 窓からの眺めは 向いの建物と空のみ 移ろうのは雲ばか…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

エビネの魔法

久し振りに 新鮮な空気に出会えた 山の朝 ちょっと冷たい感じ 陽はまだ弱い だけど雲も霧もないので 辺りは明るい レモン色の光が 目映く揺蕩う 風が吹くと 葉の音がササっと鳴る けれどすぐに消えてしまう 音はどこかに 吸収されてしまうようだ エンジン音の絶えない 国道沿いとは大違い ここはまる…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

キンギョソウの最期

大雨の中 花が必死に泳いでいる そう見えるのは 僕だけかな 打ち付ける雨 へたをすると 倒れてしまいそうな雨に 果敢に戦っているキンギョソウ 急流に挑む魚の様 頑張れよ 思わず応援の言葉が出る それ程まで 雨は激しい 恵みの雨も加減が過ぎると かなり危険だ それでも負ける訳にはいかない …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

カスミソウ -つかみどころのない恋-

  三人仲良く   なれればいいのに   いつでも仲良く   なれればいいのに 光の当たる主役の花と 何となくただ添えられた花 私達の今の間柄 立てる役はいつも私なの 何で同じ人を 愛してしまったのでしょう 一緒にいる程 薄れる友情 つかみどころのない恋 悲しみが増すばかり 時が過ぎても あなた…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

羨ましいシャクヤク

美しいって罪ですか? ただ普通にしていただけ なのに一挙手一投足が注目の的 見られるだけならいいけれど あっちでひそひそ こっちでひそひそ これではまるで監視だよ 何か変わった事してますか? 怪しい行動してました? 普通普通 ごく普通 それでもひそひそ ひそひそ ひそひそ …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

涙の花アマドコロ

あなたって狡い人 どんな時でも私の心の痛みが 解ったような振りをするから いつも私の話を黙って聞くだけ 肯定も否定もしない 同情も励ましも言わない 真剣な眼居で私を見詰め 最後に私の手を取って ぎゅっと握り締めるだけ 何か喋った瞬間に 私が反撥すると悟っているから  経験していないあなたに  …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ミカン電車

波の音が聞こえる 小高い丘の緩やかな斜面 麗らかな日差し 心地好い潮風 空も海も鮮やかな青 視界の中央で横一線に重なる 周囲に植わる木々 生い茂る葉は緑 所々に白 白い花が咲く初夏 海岸線に電車が通る トンネルを出たり入ったり 緑と橙のツートーンカラー 何となく秋の収穫を思わせる それもそ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

セキチクのちから

この指止まれ そう言うと 仲間は集まる って思っていた でもね いつでもそうとは 限らないんだね 当たり前の事だけどさ 周りに誰もいなければ 声を出しても 気付く人がいないものね 少し前までは 喧噪があったので 大勢いると安心していた だから この指止まれって 言ったのに… いなくなる時って…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

シラネアオイの心

冬の間閉ざされる道 五月の連休から また通れる様になった そう それだけ越冬は厳しい所 そんな所に シラネアオイは自生していた 霧の晴れ間に見せる 青紫の顔は 願いを一つに絞ったもの それを四つの花びらで 表現していた 静かに暮らせます様に 一見程無く適いそうに思える でもそう思ってしまうのは 実…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ヒナゲシの強さ

雛罌粟の花びらは あまりにも薄い そよそよ吹く風にも 引きちぎられそうに 乱舞する程 だから 時折吹く強い風には 息を呑んでしまう でも こちらの心配はよそに うまく遣り過ごす 絶対に破れない 風が止むと すぐに凛とする いたいけに見えるのに 何だろう あの強さは 驚嘆してしまうよ まるで …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ああ特急あやめ号

水郷地帯を走る 特急あやめ 植物のあやめは 乾燥気味の土地を好む もしかして 水辺を好むカキツバタと 間違えて命名した? 何て思ってしまうけれど 沿線に一本も無いとは 言えないから 由来は追求しないでおこう ところで 東京駅を出発する列車は 全て夜 車窓を楽しむ事は出来ない 微酔機嫌の お父さん…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

幸福なジャガイモの花

帯広市の郊外に 幸福駅は存在していた 廃止された広尾線の駅 今は駅舎だけが残る 幸せになりたい 結婚しました そんな落書きでいっぱい そして 書くスペースがなくなると 落書きの上にメモを貼りだした ヒロシ∞ともこ メモだけでは飽き足らず 写真も貼りだした…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

赤いバラ

サークル活動で出会った君に 僕の気持ちを伝えたくて 毎日一本赤いバラを 渡そうとしていた 雨の日も風の日も 暑い日も寒い日も けれども 僕が近付こうとすればする程 君は逃げて行った どんどん離れて行く君との距離 そして遂に君は 僕のそばに現れなくなった 結局僕は一本…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

美しきベゴニアセンパフローレンス

花が咲いていないのは 真冬の間だけ だから 四季咲きベゴニア何て呼ばれる ベゴニアセンパフローレンス 美しさを保つ秘訣は何? 思わず聞いてみたくなる花だよ だってね 花の時期が長いって事は 人に例えると 若さや美貌をいつまでも 持ち続けてるって事だものね もし自分がそれだけ …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

紫蘭と女の子の言葉

蘭を育てる練習なら この花から始めるといいよ そう勧められたのが 紫蘭との出会い なるほど 日陰でも日向でも良く育つ 手間は余りかからない 丈夫で長持ちの花だ それなのに 野生のものは絶滅危惧種 なぜ? 乱獲にでも遭ったのだろうか 解らない 増え易い花なのに 自然界では減っている矛盾 どう説明すれ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ドイツアヤメ

自然界には無い花 人工的に造られた花 実際そうではあっても 口に出されると 何となく寂しい それが美しければ美しい程 だって ほら 生きているんだよ 花の季節も初夏だし 気温に左右されないとか 日光が無くても大丈夫とか 虚像の花ではないのだから 今が盛り 今日も花屋の店先で 大輪の花を開いている …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

回らないカザグルマ

五月十二日 看護の日 クリミアの天使 ナイチンゲールの 誕生日に因んだ 看護学校では 戴帽式を行う所も 看護を通じて 命を見つめる日 助かる命 失う命 そこは悲喜交交 だが 見失ってはいけない どの命も 掛替えのないもの 大切なもの この日の誕生日の花は カザグルマ 絶滅危惧種に指…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

カキツバタ

初夏の沼地 空は青 雲は白 生えるはカキツバタ 葉は緑 花は紫 水面に映るは青白緑紫 そして黒い影ちらちら ちっちゃいオタマジャクシ 風が吹く 葉と花が揺れる 水面はチカチカモザイク オタマジャクシは驚いて逃げる 陽はポカポカ あったか陽気 何もない一日 何もなかった一日 だけど嬉しい 平凡…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

カーネーション

幾何学模様 美しい カーネーション 言葉では語り尽せない 感謝の気持ち 端的に表現した 母の日の花 偲ぶ 偲ばれる 面影の花 カーネーション カーネーション 白い カーネーション 五月十日の花の 五月十日の思い出
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

キリ

裏山の五本の桐はね みっちゃんが生まれた時 おじいさんが植えたんだよ お嫁入りの時 箪笥を作るんだって言ってね でもね おじいさんがいなくなって 箪笥は作れなくなったので そのまま植えてたんだよ 職人さんに作ってもらおうかと 考えた事もあったよ だけどね おじいさんの形見の木だから そう易々とは切れな…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ゼラニウム

芳林堂薬局の跡地に ゼラニウムが咲いていた 店が流行っていた頃 女主人が植えたものだ 寒さにだけ気をつければ 特に手のかからない花だから 誰も世話をしなくなっても 枯れなかったのであろう 花が綺麗なだけに うら悲しく感じてしまう 芳林堂薬局は 朝早くから夜遅くまで …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

クリンソウ

山歩きをしていた時 急に友が話しかけて来た クリームソーダ 確かにそう聞こえた だから僕は 喉が渇いたの? と聞いたのだ お茶やジュース類は 僕が持っていたから 違う違う 花が咲いているんだ 指差す先に視線をやると 九輪草が咲いていた 僕の聞き違いだった 長い時間歩いていた事 その間お互い無口だっ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

シャクナゲ

赤いシャクナゲと 白いシャクナゲが 競い合っていた こっちの方が花が多いぞ いやいや大きさならこっちだと 審判は太陽 そよ風の声援を受けて 勝負をしていた けれども どちらも大差はない 詳しく判定するには 花を摘み取らなければ 解らなかった そんなの嫌だよ 絶対だめだ 太陽は困ってし…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ショウブ

子供の頃は 余りにも身近過ぎて 一緒にいるのが自然だった だから 君の魅力 特に美しさについて 何も感じなかった 誰とも比較しなかったし その必要もなかったから だけど お互い別々の人生を歩み出して 離れ離れになってみると 何かが足りない そんな気分になる事があった それでもその時はまだ それが…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more