テーマ:思い出

君との冬の時間

時間のかなたで 粉雪積もる公園 幼い頃に遊んだ すべり台 一人もいない小さな姿 君の面影も消えていた 時間のはざまで ガタピシ歪む店先 幼い頃に買ってた あんず飴 一人もいないアーケード街 君の声色も聞こえない 時間の深みで 雪かきされぬ校庭 幼い頃に並んだ 朝礼台 一人もいない木造…
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白い世界

冬 空から雪 ひらひら雪 白 白一色 空も白 地面も白 雪に埋もれて 辺り一面白 吐く息も白 ゆっくりの時 雪の落ちる速度に ぴったり合った時 しんと静か 何も動かない 動いているのは 空からの雪だけ 一歩前進 キュっと雪を踏む音 でもすぐ無音 何事も無かった様に しんと静か 誰もいな…
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カーネーション

幾何学模様 美しい カーネーション 言葉では語り尽せない 感謝の気持ち 端的に表現した 母の日の花 偲ぶ 偲ばれる 面影の花 カーネーション カーネーション 白い カーネーション 五月十日の花の 五月十日の思い出
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ショウブ

子供の頃は 余りにも身近過ぎて 一緒にいるのが自然だった だから 君の魅力 特に美しさについて 何も感じなかった 誰とも比較しなかったし その必要もなかったから だけど お互い別々の人生を歩み出して 離れ離れになってみると 何かが足りない そんな気分になる事があった それでもその時はまだ それが…
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ワスレナグサ

青春時代の一ページ 忘れなければいけない理由は 全くなかったので しっかり覚えていたつもり けれど実際には かなりの部分 都合のいいように 記憶違いをしていた それによって 困る事がなければ 別にどうでもいい事 単に 思い出は美しくありたいという 潜在意識が自分にもあったと 身に沁みてしまって こ…
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ヤマブキ色の思い出

鮮やかな黄色 山吹色 山吹の花を知らなかった頃 絵の具の山吹色を ずっと やまぶ黄色と 思い込んでいた やまぶって何? 辞書に書いてない言葉 美術の専門用語だな 何て 勝手に考えていた 知らないって怖い 特に知らなくても 日々の生活に困らない事は いつまでたっても 疑問が解決されないから ある…
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ミツマタ

ミツマタって聞くと 花や木を思い浮かべるよりも 和紙のイメージが強い もうすぐ卒業式の シーズンだからなのか 卒業証書が思い浮かぶ たった一枚の紙だけど 人生では非常に重い紙 汗も涙も喜びも悲しみも いっぱい染みた 生きた証 名文が書かれている訳では ないけれど 学生時代が思…
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キンセンカ

赤い思い出と 青い思い出があった 記憶はすぐ近くにあったので 混ざって紫になるかと思った けれども何年経っても 赤い思い出は赤いまま 青い思い出は青いままだった 関連がなかったので 結び付く事が出来なかったのだ 今では赤い思い出も青い思い出も 遠い昔の思い出になってしまった 白い思い出と…
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シラタマホシクサ

湿原に生えている 白玉星草は 頭にボーロの様な 白い花を咲かせる 今日も平和に咲いている ここだけを見ていると とても消え失せそうな 植物には見えない だけど 各地の湿原が減っている今 絶滅に瀕している 小麦粉と卵で作るボーロ 口の中で唾液と混ざると ぐじゅぐじゅぐじゅって とろけてしまう 幼かった…
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稲村ガ崎

夕日が美しい稲村ガ崎 ああ だから 思い出を作ってしまうと それを 忘れる事が出来ない 夕日の なくなる日は来ないから 影が長くなる 日が落ちてきて どんどん長くなる それに連れて 辺りも暗くなり やがて 影は判らなくなる 星が輝き始めた時 君の笑顔も 君の温もりも 消えて…
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藤袴のいにしえ

秋の七草の一つである藤袴 だけど最近は 見なくなってしまった 一体どうしたんだろうと 思っていると いつの間にか レッドデータブックの中に 名前が入っていた 絶滅危惧Ⅱ類? ありゃりゃ そういえば 畦道に生えていたものは 農薬を使い出してから 見なくなってしまった 川辺に生えていたものは 河川改修工事後は …
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サルビアの思い出

最初に花壇に植えたのが サルビアだった 植えたといっても 種を蒔いて 適当に水をやって あとは何も世話をしなかった 小学校に上がる前だったから 何の知識も無かったし 何よりも気まぐれだった それでも芽を出して 葉は繁って ある程度大きく育った ただ赤い花は咲かなかった まあ殆ど放置に近い 育て方だったので …
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トレニアちんどん

まだマリちゃんちが魚屋さんを やっていた頃 商店街の特売日の時 ちんどん屋さんが通りを歩いた 三人一組で 一人目がピエロの格好の ビラ配り担当 二人目が花魁の格好の 大太鼓と鐘担当 三人目がサンドイッチマンの クラリネット担当 当時は車が少なかったから 道の真ん中をのんびり歩いても 文句を言う人はいなかった …
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ニチニチソウの花

一つひとつ 花を咲かそう 毎日毎日 花を咲かそう そして 大切に育てあげ 実を結ばせよう 学生時代 友と熱く語ったものだ あの時そばには ニチニチソウが 咲いていた 薄紅色の花びらは 心に強く残っている 今年もニチニチソウが 今を盛りと咲き誇る 変わらぬ夢を 変わらぬ希望を 五枚の花弁に 表…
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サギソウの香り

電車を降りると 運悪く夕立に遭ってしまった 傘を持っていなかったので 雨宿りのつもりでカラオケ店へ そして独りで盛り上がり 外へ出ると真っ暗になっていた 終バスはもう出てしまった後 だから歩くしかなかった まあ たまにはいいか そう思うと今度は 子供の頃に遊んだ川辺を 歩いて帰りたくなった しばらく行っていないか…
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朝顔

きのうの夕方 今朝咲きそうな蕾に 小さな筒を被せておいた 花が開く所を見たかったから 僕のために 僕にだけ 咲いてほしかったからね ゆっくり筒を抜くと 待ちあぐんでいた様に 勢い良く傘を開く様に 晴れ姿を僕に見せた ちょっと恥じらった赤い顔に それでも一途な 白い星を備えていた 僕が見惚れていると 風を使っ…
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どしゃ振りの仲人

夕方の商店街  急にどしゃ振りの雨  僕は持っていた青いレインコートを着た  自転車を出して帰ろうとすると  向こうからセーラー服の女の子が  ずぶ濡れになりながら走って来る  夏服だから肌にぴったりと付いて  下着が丸見えになっている  僕は今着たレインコートを脱ぎ  これを着なさい  みんなにジロジロ見られて恥ず…
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楽しい思い出

八月三日の誕生日の花は日々草で  花言葉は楽しい思い出らしい  しかしこの時期になると テレビでは白黒の映像が流れる  およそ楽しい思い出とは懸け離れた  忌しい昭和の記録だ  戦争反対と唱えると  非国民とされ  憲兵に弾圧された  物資がなくなり金属類は没収された  校庭はイモ畑と防空壕に化けた  焼夷弾をばら…
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青春回顧

今しか出来ない事に打ち込んだ 青春を謳歌するために スポーツに行事に 恋に勉強に ひたすら悔いの残らぬ様に 青春の期間は人生の短い期間 しかれど人生で充実した期間 ああ たくさんの思い出を作りたいと思う ああ 後で振り返った時戻りたいと願う程 今やっている事に悩んでいる 一生懸命取り組んでいるから スポーツに行…
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