蔵王のお釜

遠刈田温泉から ひたすら山道を登る どんどん登る 頭上にあった雲が 近付いて来る 手が届きそうと思ったら 白い世界に包まれた 風もひんやり ああ 雲の中に入ったんだな 何も見えない白一色 それでもゆっくり 歩みを進める 一歩一歩 すると 目映い太陽がずん 雲はと言うと 坂道の下の方にもわっ …
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陽はまた昇る

陽はまた昇る 沈んでしまって夜になっても 明くる朝には 陽はまた昇る しばしの辛抱 目をつむって 夢でも描いて待つがいい 陽はまた昇る 心配はしなくていい 朝は必ずやって来る 待ち遠しいだろうけれど 時間は早くならない 心を落ち着かせ 新たな気分で迎えるがいい 陽はまた昇る そして復活する 心も…
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不安な社会

日本は安全な国だと 堅く信じていた 治安警察法や 治安維持法も廃止され 少なくとも でっち上げで逮捕される事は 無いであろうと思っていた しかし事実は違っていた 検察庁の中には 粛々とその精神が残っていたのだ あいつを消そう 標的にされたら最後 犯罪者に仕立て上げられ この世から粛清されてしまう 達成率はほぼ…
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秋到来

秋は急激にやって来た つい先日までの 暑い暑いの大合唱は 一体何だったのだろう 季節は駆け巡る まさに言葉どおりを実感 徐々になんていう 風雅な趣は 時代錯誤になった様だ 頭を下げた稲が 風に揺れてイヤイヤをしている その少し離れた上で 赤トンボが浮かんでいる どこかに止まろうかと 思案している…
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ツリガネソウ

いくつも花が咲いている これが本物の釣鐘だったら 音を鳴らしたいね どんな音がするんだか わくわくするからね 小さな花だから 甲高い音だな 迫力は出るかな ちょっと無理かも 小さな音しか出ないだろうから それでも心に響くといいなあ 何しろ感謝の花だからね 人に感動を与えられなければ 感謝の心は伝わらな…
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大内宿

何も無いのではない そこには 現代社会が捨て去ったものが 豊富に残されていた 大内宿 おいしい空気があった 冷たい水があった そして何より特筆すべきは ゆったり流れる時間があった事だ 何かに追われる様に ただあくせくするだけの毎日 自分が焦っても 何も世…
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塔のへつり

吊橋の向こう側は 険しいへつりだった 足を滑らせたら ただでは済まないであろう それ程険阻な道 岩のえぐれた奥には 小石が無数に積んである まるで賽の河原だ 足元に小石が転がっている 積んでみようかな いやだめだ 今は転がってはいても 既に誰かが積んだ石かも知れない つまんだ瞬間に 塔…
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最後のウツギの花

畑の境界に植えていたウツギ おじいさんの代からのウツギ 今年も変わらず白い花を付けた 子供の頃からそこにあったから 取り立てて注目した事などなかった でも今年は違う 見納めの白い花 道を拡張するため 秋には抜いてしまうのだ 元より通行の乏しい道 何のための整備か理解…
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サツキツツジ

五月台何て言うけれど ここはどう見ても谷地だよ 五月が自生しているって言っても 刈り込みをしてしまっては 植え込みとの違いが解らないよ などと言っても 元に戻れないから諦めるしかない 確かに手入れをした方が 花がたくさん咲くから綺麗だ これも時世なんだ 変わらないのは空だけだ ? いや…
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谷空木の生きる力

振出しに戻るだけならいい 単に最初からやり直すだけだから けれど往々にしてこの場合 不利な条件が伴う事が多い 信用失墜だとか借金だとか 心身に深い傷を負ったりとか だから這い上がるのは 容易ではない 今まで以上の努力が必要だ もちろん苦しい 生半可な気持ちで…
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フタリシズカの運命

フタリシズカ かなり静か 二人なのに静か いつも静か 話さなければいけない事は 山ほどある だけど何から話せばいいのか 迷ってしまうから無口 全て同時に 一度に話せれば どんなに楽だろう でも それは出来ない だから順番を考える まとまるまで静か それでも時は過ぎる 待ってくれない…
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セッコクの告白

別に高望みしていた訳では ないんだよね どれもみんな 有り触れた条件 あったかい所がいいなとか でも直射日光はやだよとか 古木の根元か岩の上がいいなとかね 林があれば極普通でしょ だけど気付いた時には 絶滅危惧種 煎じ薬に使われ過ぎたのかな 元気を付ける花として 名を馳せたからね なあんてね ああ …
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アマリリスの糧

雲が流れている 一秒間に二ミリメートル位 動いているのが解るから 見ていて飽きないの 次にどんな雲が 現われるか楽しみだから … なんて言ったら 負け惜しみね 本当は何も出来ないので ただ茫然と窓の外を 見ていただけ 腕には点滴 東病棟の個室 窓からの眺めは 向いの建物と空のみ 移ろうのは雲ばか…
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エビネの魔法

久し振りに 新鮮な空気に出会えた 山の朝 ちょっと冷たい感じ 陽はまだ弱い だけど雲も霧もないので 辺りは明るい レモン色の光が 目映く揺蕩う 風が吹くと 葉の音がササっと鳴る けれどすぐに消えてしまう 音はどこかに 吸収されてしまうようだ エンジン音の絶えない 国道沿いとは大違い ここはまる…
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キンギョソウの最期

大雨の中 花が必死に泳いでいる そう見えるのは 僕だけかな 打ち付ける雨 へたをすると 倒れてしまいそうな雨に 果敢に戦っているキンギョソウ 急流に挑む魚の様 頑張れよ 思わず応援の言葉が出る それ程まで 雨は激しい 恵みの雨も加減が過ぎると かなり危険だ それでも負ける訳にはいかない …
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カスミソウ -つかみどころのない恋-

  三人仲良く   なれればいいのに   いつでも仲良く   なれればいいのに 光の当たる主役の花と 何となくただ添えられた花 私達の今の間柄 立てる役はいつも私なの 何で同じ人を 愛してしまったのでしょう 一緒にいる程 薄れる友情 つかみどころのない恋 悲しみが増すばかり 時が過ぎても あなた…
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羨ましいシャクヤク

美しいって罪ですか? ただ普通にしていただけ なのに一挙手一投足が注目の的 見られるだけならいいけれど あっちでひそひそ こっちでひそひそ これではまるで監視だよ 何か変わった事してますか? 怪しい行動してました? 普通普通 ごく普通 それでもひそひそ ひそひそ ひそひそ …
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涙の花アマドコロ

あなたって狡い人 どんな時でも私の心の痛みが 解ったような振りをするから いつも私の話を黙って聞くだけ 肯定も否定もしない 同情も励ましも言わない 真剣な眼居で私を見詰め 最後に私の手を取って ぎゅっと握り締めるだけ 何か喋った瞬間に 私が反撥すると悟っているから  経験していないあなたに  …
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ミカン電車

波の音が聞こえる 小高い丘の緩やかな斜面 麗らかな日差し 心地好い潮風 空も海も鮮やかな青 視界の中央で横一線に重なる 周囲に植わる木々 生い茂る葉は緑 所々に白 白い花が咲く初夏 海岸線に電車が通る トンネルを出たり入ったり 緑と橙のツートーンカラー 何となく秋の収穫を思わせる それもそ…
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セキチクのちから

この指止まれ そう言うと 仲間は集まる って思っていた でもね いつでもそうとは 限らないんだね 当たり前の事だけどさ 周りに誰もいなければ 声を出しても 気付く人がいないものね 少し前までは 喧噪があったので 大勢いると安心していた だから この指止まれって 言ったのに… いなくなる時って…
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シラネアオイの心

冬の間閉ざされる道 五月の連休から また通れる様になった そう それだけ越冬は厳しい所 そんな所に シラネアオイは自生していた 霧の晴れ間に見せる 青紫の顔は 願いを一つに絞ったもの それを四つの花びらで 表現していた 静かに暮らせます様に 一見程無く適いそうに思える でもそう思ってしまうのは 実…
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ヒナゲシの強さ

雛罌粟の花びらは あまりにも薄い そよそよ吹く風にも 引きちぎられそうに 乱舞する程 だから 時折吹く強い風には 息を呑んでしまう でも こちらの心配はよそに うまく遣り過ごす 絶対に破れない 風が止むと すぐに凛とする いたいけに見えるのに 何だろう あの強さは 驚嘆してしまうよ まるで …
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ああ特急あやめ号

水郷地帯を走る 特急あやめ 植物のあやめは 乾燥気味の土地を好む もしかして 水辺を好むカキツバタと 間違えて命名した? 何て思ってしまうけれど 沿線に一本も無いとは 言えないから 由来は追求しないでおこう ところで 東京駅を出発する列車は 全て夜 車窓を楽しむ事は出来ない 微酔機嫌の お父さん…
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幸福なジャガイモの花

帯広市の郊外に 幸福駅は存在していた 廃止された広尾線の駅 今は駅舎だけが残る 幸せになりたい 結婚しました そんな落書きでいっぱい そして 書くスペースがなくなると 落書きの上にメモを貼りだした ヒロシ∞ともこ メモだけでは飽き足らず 写真も貼りだした…
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赤いバラ

サークル活動で出会った君に 僕の気持ちを伝えたくて 毎日一本赤いバラを 渡そうとしていた 雨の日も風の日も 暑い日も寒い日も けれども 僕が近付こうとすればする程 君は逃げて行った どんどん離れて行く君との距離 そして遂に君は 僕のそばに現れなくなった 結局僕は一本…
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美しきベゴニアセンパフローレンス

花が咲いていないのは 真冬の間だけ だから 四季咲きベゴニア何て呼ばれる ベゴニアセンパフローレンス 美しさを保つ秘訣は何? 思わず聞いてみたくなる花だよ だってね 花の時期が長いって事は 人に例えると 若さや美貌をいつまでも 持ち続けてるって事だものね もし自分がそれだけ …
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紫蘭と女の子の言葉

蘭を育てる練習なら この花から始めるといいよ そう勧められたのが 紫蘭との出会い なるほど 日陰でも日向でも良く育つ 手間は余りかからない 丈夫で長持ちの花だ それなのに 野生のものは絶滅危惧種 なぜ? 乱獲にでも遭ったのだろうか 解らない 増え易い花なのに 自然界では減っている矛盾 どう説明すれ…
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ドイツアヤメ

自然界には無い花 人工的に造られた花 実際そうではあっても 口に出されると 何となく寂しい それが美しければ美しい程 だって ほら 生きているんだよ 花の季節も初夏だし 気温に左右されないとか 日光が無くても大丈夫とか 虚像の花ではないのだから 今が盛り 今日も花屋の店先で 大輪の花を開いている …
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回らないカザグルマ

五月十二日 看護の日 クリミアの天使 ナイチンゲールの 誕生日に因んだ 看護学校では 戴帽式を行う所も 看護を通じて 命を見つめる日 助かる命 失う命 そこは悲喜交交 だが 見失ってはいけない どの命も 掛替えのないもの 大切なもの この日の誕生日の花は カザグルマ 絶滅危惧種に指…
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カキツバタ

初夏の沼地 空は青 雲は白 生えるはカキツバタ 葉は緑 花は紫 水面に映るは青白緑紫 そして黒い影ちらちら ちっちゃいオタマジャクシ 風が吹く 葉と花が揺れる 水面はチカチカモザイク オタマジャクシは驚いて逃げる 陽はポカポカ あったか陽気 何もない一日 何もなかった一日 だけど嬉しい 平凡…
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カーネーション

幾何学模様 美しい カーネーション 言葉では語り尽せない 感謝の気持ち 端的に表現した 母の日の花 偲ぶ 偲ばれる 面影の花 カーネーション カーネーション 白い カーネーション 五月十日の花の 五月十日の思い出
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キリ

裏山の五本の桐はね みっちゃんが生まれた時 おじいさんが植えたんだよ お嫁入りの時 箪笥を作るんだって言ってね でもね おじいさんがいなくなって 箪笥は作れなくなったので そのまま植えてたんだよ 職人さんに作ってもらおうかと 考えた事もあったよ だけどね おじいさんの形見の木だから そう易々とは切れな…
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ゼラニウム

芳林堂薬局の跡地に ゼラニウムが咲いていた 店が流行っていた頃 女主人が植えたものだ 寒さにだけ気をつければ 特に手のかからない花だから 誰も世話をしなくなっても 枯れなかったのであろう 花が綺麗なだけに うら悲しく感じてしまう 芳林堂薬局は 朝早くから夜遅くまで …
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朝三暮四

朝三暮四のお猿さんを 笑う事が出来るか これは大きな命題である トチの実をもらうのに 朝に三つ暮に四つでは怒り 朝に四つ暮に三つでは喜んだ そのお猿さんをである どちらも一日にもらえる量は同じ だからお猿さんは 目前の違いにこだわって ごまかされたのではないかと 果たしてそうだろ…
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クリンソウ

山歩きをしていた時 急に友が話しかけて来た クリームソーダ 確かにそう聞こえた だから僕は 喉が渇いたの? と聞いたのだ お茶やジュース類は 僕が持っていたから 違う違う 花が咲いているんだ 指差す先に視線をやると 九輪草が咲いていた 僕の聞き違いだった 長い時間歩いていた事 その間お互い無口だっ…
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シャクナゲ

赤いシャクナゲと 白いシャクナゲが 競い合っていた こっちの方が花が多いぞ いやいや大きさならこっちだと 審判は太陽 そよ風の声援を受けて 勝負をしていた けれども どちらも大差はない 詳しく判定するには 花を摘み取らなければ 解らなかった そんなの嫌だよ 絶対だめだ 太陽は困ってし…
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ショウブ

子供の頃は 余りにも身近過ぎて 一緒にいるのが自然だった だから 君の魅力 特に美しさについて 何も感じなかった 誰とも比較しなかったし その必要もなかったから だけど お互い別々の人生を歩み出して 離れ離れになってみると 何かが足りない そんな気分になる事があった それでもその時はまだ それが…
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ハナミズキ

夢が見られるのは 仮初の時 一時のたわむれでしかない それでもいい わずかではあっても 叶えられるならば そんな風に思っていた でも 夢は所詮夢であった方がいい なまじっか叶ってしまうと 終わった後が苦痛だから 夢よもう一度 何て 欲求は増大して行くだけ それは見苦しい その事を知ってい…
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ミズバショウ

せせらぎの音が聞こえる かすかに 弱々しく 確かに水は流れている とどこおっていない だから澄んでいる 今は晴れているから こんな感じだけれど 雨が降ったら どう変わるのかな まあでも ミズバショウが ゆったりと咲いている位だから 大雨でもない限り こんなものなのだろう それにしても静かだ 水の…
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ムシトリナデシコ

葉っぱの裏に 羽虫が張り付いて パタパタやっていた 大方蜜を吸おうとして 近付いたけれど 風で葉っぱが揺れたため 裏のベタベタに 捕まったのだろう ムシトリナデシコ 食虫植物ではないのに 虫を捉える罠がある 何のためだろう いたずらにしては ちょっと意地悪だ しばらく暴れていれば 逃げる事は出来…
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スズラン

五月の花の香り スズラン 北の大地の花 待ち侘びた春の訪れに ほっと一息 控え目な態度で 静かに花を咲かす 色は雪の様に白い ちょっと涼しい風で 揺れる様子は 嬉しいはずの春なのに どことなく淋しげに見えてしまう なぜだろうと 考えるまでもない事 スズランの姿に 僕自身を見てしまったのだ 芳香の…
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ボタン

立てば芍薬座れば牡丹 歩く姿は百合の花 何て美人は形容される まあね 美しいものに惹かれる気持ちは 男だから解らなくはないけれど いかに科学が発達しても この件に関しては 太古より進歩しないんだね って思っていたら どうやら逆らしいね 進化するには より抜きん出た物が必要だから 美人がもてるのは 必…
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コデマリ

てん てん 手ん毬 てん 手毬 小枝に連なる白い花 てん てん 手ん毬 てん 手毬 風が吹いても揺れるだけ てん てん 手ん毬 てん 手毬 誰も地面につけやせぬ てん てん 手ん毬 てん 手毬 いつまで経っても白いまま てん てん 手ん毬 てん 手毬 地べたに着くのは散った時 てん てん 手ん毬 …
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哀しみのスイートピー

昼間は艶やかな花に見えた 窓辺に飾ったスイートピー お出かけから帰ってきて 暗い室内を見ると カーテンの開いたままの窓辺で 月明かりに照らされて ぼうっと浮き出されていた 何かを訴えている花びら だが心にエレジーが流れていて か細い声を掻き消してしまう それでもスイートピーは 暫…
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フジとクマンバチ

フジの花が咲き始めると 毎年決まって お客さんが来る 今年もそろそろ来るかな そう思っていると   ブーン どこからともなく 羽音が聞こえてきた そうクマンバチ 他の花が開いていても 滅多にやって来ないのに どういう訳かフジの花だけは 必ず来るのだ まん丸コロコロ ずんぐりむっくりだから ちょっと…
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ケマンソウ

物言えぬ物の 魂の叫びを 音が鳴りそうで鳴らない 花の形で表現した ケマンソウ 本当はどんな音を 鳴らしたかったのか 風が吹いても ただ揺れるだけ 聞こえるよ なんて言う人がいる かも知れない でもそれは 真のケマンソウの 音ではない なぜなら 邪念があるうちは 聞こえないからだ 人々から高…
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ライラック

北国の春は遅い 梅 桃 桜が 一緒に咲く 少し遅れてライラックが 香りを連れ添って 総仕上げ 雪が消えて大地が起きる 空は眩しい太陽 僕らの希望四つ携え 浅紫の記念祭 北国の春は性急 冬期のずれ込みを 取り返すため だけど気にせずライラックは 香りを連れ添って マイペース 雪が消えて大地が起…
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ワスレナグサ

青春時代の一ページ 忘れなければいけない理由は 全くなかったので しっかり覚えていたつもり けれど実際には かなりの部分 都合のいいように 記憶違いをしていた それによって 困る事がなければ 別にどうでもいい事 単に 思い出は美しくありたいという 潜在意識が自分にもあったと 身に沁みてしまって こ…
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オダマキ

オダマキ 小さな紫の花 小さな命 小さな希望 小さな願い 小さな喜び 小さな幸せ 平凡な日々 ささやかな生活 程好い環境 ああ何となく オダマキを見ていると 慎ましやかに 静かに暮す事の重要性が 伝わってくるよ 澄んだ空気とせせらぎ 柔らかな木洩れ日 涼やかな気候 繰り返される時間 途切れ…
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ヤマツツジ

せんげん様の石段の途中に 山躑躅が植わっていた 花が咲き始めるのは 五月の縁日の頃 だからまだ花は開いていない 縁日の主役の様に 薄紅色の花をつけるのだ 主役に見えてしまうのには 訳があった 自由にのびのび育っているため 高さが三メートル以上はある そして木の上の方に 花芽を付ける…
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