遠藤安宏の詩の世界

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help リーダーに追加 RSS 線香花火のような恋

<<   作成日時 : 2008/07/21 01:17   >>

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打ち上げ花火や仕掛け花火は
派手で大勢の人の注目を浴びる
ちょっと前までは
私もみんなの注目を浴びたいと思っていた
でもそれじゃ駄目だって気付いたの
だってみんな遠巻きに見ているだけだから
それよりも線香花火の方がいい
しっかりと握ってもらって
花火を揺らさないように注意して
風が来たら掌で風から守ってくれる
花火が終わるまでよそ見をしない
私の恋もそんな恋でありたい
私のそばにいて
私だけを注目して
私だけを守る
優しくしないと終わってしまうから
常に優しくしてくれる
地味だけど
短い命だけど
一生守ってもらえたという充実感は
何よりも大きい
一人の男性に常に愛され
大事に優しくされた人生は
たとえ短くても悔いは残らず
素晴らしいものに感じるはずだから
 ☆ ☆ ☆
僕が最後に見舞いに行った時渡された
彼女の日記帳の最終ページ
震える手で一生懸命書いた詩に
僕は涙が止まらなかった
僕は線香花火の玉を落としてしまったのだ
もう僕には輝いてくれない
苦しかったろう
哀しかったろう
寂しがったろう
それでも前向きに生きた彼女
彼女とは結婚出来なかったけれども
心は一つになれたんだね
レースのカーテンが風に揺れて
彼女が手を振っているように見えた

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